ウッドショックの影響下で、リフォーム業界に求められるのは価格だけではない

ここ数年、建築業界を大きく揺るがしている「ウッドショック」。

新型コロナウイルスによる物流の混乱や、近年のウクライナ情勢の悪化により、木材をはじめとする建築資材の供給が不安定になり、価格高騰が続いています。

特にリフォーム業界では、木材だけでなく、内装材や構造材、設備パーツに至るまで幅広い資材が値上がりし、工事費用自体が高くなっています。

リフォームを検討するお客様にとっても、これまで以上に費用を負担に感じる状況です。

こうした現状を受けて、「ウッドショックは国際情勢によるもの」と考えている方も多いかもしれませんが、実はウッドショックの始まりは、少し異なる理由が関係しているのです。

第一次ウッドショックは、2020年から2021年にかけて発生しています。

世界的なコロナ禍による在宅需要の高まり、特にアメリカで「郊外に住宅を建てる」「自宅をリフォームする」動きが急速に広がったことにより、木材需要が爆発的に増加しました。

これにより、供給が追いつかず、世界的に木材価格が急騰したのが最初のきっかけです。

つまり、ウッドショックにはコロナによる住宅需要の急拡大と物流の混乱、そして国際情勢の悪化という、複数の要素が絡み合っているのです。

ウッドショックによる資材価格の高騰は、リフォーム業界にさまざまな影響を及ぼしています。

単なる「木材が高くなった」という問題にとどまらず、現場運営や顧客対応にまで広く影響が及んでいるのが現状です。

材料費の急上昇による工事費用の増加

最も分かりやすい影響は、工事費用の上昇です。

リフォームに必要な木材や内装材、さらには住宅設備機器に至るまで、さまざまな材料費が軒並み高騰しています。

これにより、これまでと同じリフォーム内容でも、見積もり金額が大幅に上がるケースが増えています。

工事会社としても、私たちもできる限りの努力をしていますが、材料費自体が高くなっている以上、コストの増加分をすべて吸収することは難しいのが現実です。

そのため、どうしてもお客様への見積もりにも反映せざるを得ない状況になっています。

資材の調達遅延による工期の延長リスク

ウッドショックに伴う供給不足の影響で、木材や建材の納品が遅れるケースも増えています。

これにより、リフォーム工事の着工の遅れや工期の延長が発生し、工程管理が難しくなっています。

特に複数の工事工程が重なるリフォームでは、一つの材料が届かないだけで全体のスケジュールに影響することもあり、お客様にとってもストレスになりかねません。

顧客との信頼関係への影響

価格が上がることや、納期が伸びることはすべて、お客様にとって「不安材料」になります。

・本当にこの金額で適正なのか?
・なぜこんなに時間がかかるのか?
・この会社を信頼して大丈夫だろうか?

そうした不安をいかに払拭できるかが、今のリフォーム業界にとって大きな課題となっています。

価格や納期の話だけでなく、「いかに誠実に、正直に対応できるか」が、これまで以上に重視される時代になったと言えるでしょう。

価格だけで選ばれる時代は終わった

かつては「できるだけ安くリフォームしてほしい」というニーズが主流でした。

しかし、ウッドショックによる資材高騰の影響で、もはや単純に安さを売りにすることが難しくなっています。

今のお客様が求めているのは、

・なぜこの金額になるのかを正直に説明してくれるか
・スケジュールや対応について誠実に向き合ってくれるか
・困ったときに迅速にサポートしてくれるか

といった、価格以外の「安心感」と「信頼」です。

たとえば、真夏の繁忙期にエアコンの故障で相談をしても、「部品がないので対応できません」と一方的に断られたり、冷たい対応で話が進まない…。

そんな経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。

忙しい時期だからこそ、業者側の対応力や誠実さが問われるものです。

エンジョイントでは、こうした場面こそお客様に寄り添い、できる限りのサポートと誠実な対応を徹底しています。

工事会社側の「誠実さ」「正直さ」「人としての対応力」が、これまで以上に重要視される時代に入っているのです。

エンジョイントが大切にしていること

私たちエンジョイントは、電気工事を中心にリフォームにも対応する会社として、こうした時代の変化に合わせて

  • スタッフの働きやすい環境を整えること
  • 社内の人間関係を健全に保つこと
  • お客様に対して、誠実で丁寧な対応を徹底すること

を強く意識しています。

これまで、建設業界やリフォーム業界では、「接客態度が悪い」「対応が雑」といった印象を持たれることが少なくありませんでした。

また、現場スタッフの働く環境が悪く、それがサービス品質にも悪影響を与える例もよく見られました。

だからこそ、エンジョイントでは、まず社内環境の改善に力を入れています。

働く人が安心して、前向きに取り組める環境があってこそ、お客様への対応にも自然と誠実さが表れると考えているからです。

リフォームや電気工事においても、私たちは一つひとつの工事を誠実に、丁寧に、正確に仕上げることを大切にしています。

ウッドショックによる原材料費の高騰は、すぐに解消される問題ではありません。

むしろ、今後もしばらくは高止まりの傾向が続くと見られています。

だからこそ、リフォームや電気工事を依頼する際には、短期的な価格の上下だけで判断するのではなく、信頼できるパートナーと手を組むことがますます重要になっています。

では、具体的に企業としてどのような対策が打てるでしょうか。

代替材料の活用

木材にこだわらず、状況に応じて鉄骨や複合材、リサイクル建材などを検討することも一つの手段です。

現場ごとに最適な材料を柔軟に選択できる企業なら、コストバランスと耐久性を両立した提案が可能になります。

エンジョイントでも、必要に応じて代替案をご提案し、お客様のご予算やご希望に合わせた最適なプランニングを行なっています。

価格の透明性を高める

材料費の高騰により、見積もり額が変動することも避けられない中、重要なのは「なぜこの金額になるのか」を正直に、分かりやすく伝えることです。

エンジョイントでは、材料費や施工費の内訳についてもできる限り詳細にご説明し、納得していただいた上で工事を進めることを大切にしています。

工期・スケジュールの管理強化

物流や資材調達の遅延リスクを見越して、事前の工程管理をより丁寧に行なうことが必要です。

エンジョイントでは、万が一の材料調達遅れにも対応できるよう、工期に余裕を持ったスケジュール管理を行ない、極力お客様にご迷惑がかからないよう努めています。

ウッドショックによる原材料費の高騰は、私たちリフォーム・電気工事業界にとって避けがたい現実です。

そして、その影響は単なる価格の上昇だけではありません。

工期や資材調達、そして何よりお客様との信頼関係にまで影響を与える、根深い課題となっています。

こうした厳しい時代だからこそ、「とにかく安い業者を探す」ではなく、どれだけ誠実に、正直に、丁寧に向き合ってくれる企業かを見極めることが、これまで以上に重要になっています。

エンジョイントでは、スタッフ一人ひとりが安心して働ける環境づくりに取り組み、現場と事務所の連携をスムーズに保ちながら、お客様一人ひとりに対しても、誠実で丁寧な対応を徹底しています。

リフォームや電気工事を通じて、「頼んでよかった」と心から思っていただける仕事を目指しています。

価格や納期だけにとらわれず、「安心して任せられるパートナー」を探している方は、ぜひ一度、エンジョイントにご相談ください。

これからの時代に求められる、誠実さを貫いた工事とサービスをお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です